-
お題:
-
新規登録
「今ある原発を再稼働させたとき、あるいは新規の原発をつくるときと比べて、太陽光、風力は単純な比較としてどの位のコストの違いになるのか、それは国によっても違いますし、日本のどの原発を再稼働するかでコストは違ってきます。
一例を挙げると、2023年に東京電力が料金値上げ申請書類に、柏崎刈羽原発2基を再稼働した場合の数字を記載していますね。それによれば、再稼働する原発2基で年間119億kwh(キロワットアワー)の発電を行い、費用総額は4940億円となっています。単純に4940億円を119億kwhで割ると42円ですから、大体1kwh発電するのに40円位かかることになります。今電力会社から普通に電気を買うと20円ちょっと位で、太陽光の発電コストはそれよりも大幅に安くなっているようです。
政府は、エネルギー基本計画と同時に新設の発電コストの比較を出していますが、2023年の資料でも、新設する場合、原発より太陽光の光の方が安いことを認めています。また2021年の前回のエネルギー基本計画策定の時のワーキンググループの発電コスト比較では、2030年には太陽光が一番安価となることを政府は言っています。すなわち、2021年の段階で政府は初めて太陽光が原発よりも安いことを認めたわけですが、世界各国ではより早くにそれを言っていますね。アメリカの場合、毎年政府が発電コストの比較を出していますが、2013年の段階で原発よりも再エネの方が安価だと言っています。」
コメント0件